踏みはずし

うつ病で社会のレールを踏みはずしたけど、楽しく健康に生きていく

聖蹟桜ヶ丘~多摩センター(2016年4月2日)

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2016年4月2日に私用で聖蹟桜ヶ丘から多摩センターに行ったときに撮ったお出かけ写真。

あいにくの曇天だが、花曇りということで。

 

駅前~大栗川

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聖蹟桜ヶ丘は特急も停まり、京王線の駅の中では大きな駅であるが、都内の街としては中規模かそれよりもう少し小さい街である。

新宿方面から乗っていると、多摩川を渡った一番最初の駅であり、戦後多くの住宅地が造成された、正に郊外といった街並みだ。

かと言って歴史が浅いと言えばそうではなく、かつては関戸城というお城があったり、“聖蹟”という印象的な名前は、明治天皇の御狩場が由来となっていたりなど、古くから多くの人が生活していた場であり、一部のニュータウンのように、土地を戦後の短期間で切り開いた場所というわけではない。

しかし一番の特徴は、鉄道を始め、この地域のみならず、様々なインフラやそれを元としたサービスを多くの人々に提供する、京王電鉄グループの本社がある街であるということだ。

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1995年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』の舞台となった土地として、当時から多くのファンが今で言う「聖地巡礼」にやってきた。

街の方もそれを契機として映画のモデルとなった土地として案内板を立てた。

私の記憶では、この案内板の右下の2人の女性の絵は、「赤いシャツと黄色の短いスカートに麦わら帽子」という映画のヒロインの月島雫と同じ格好をしていた女の子の絵が書かれていたと思うが、何か事情があったのだろうと思う。f:id:faux-pas1985:20190107121638j:plain

案内板の横にある「青春ポスト」

これは町の有志によって作られたもので、郵便ポストとしては使えないが、映画の中に出てくるような夢を抱いた若者が、その夢をここに投函して願掛けをできるようになっている。

この形は映画に出てくる雑貨屋「地球屋」を模したもの。

あくまで“模したもの”でありそのものではない。
やはり事情があるのだと思う。

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画像左側の建物は駅前の商業ビル“OPA”
郊外のショピングビルらしく様々な種類のお店がテナントに入っている。

右側の道は、この土地の地名にもなっている「桜ヶ丘」に続く道、さくら通り。
映画では雫が猫を追って行く道とされる。

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コンビニを始め、小さな商店が並ぶ商店街。

奥に見える気が茂っているところが桜ヶ丘。

さくら通りというその名の通り、桜が綺麗な道。

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さくら通りを抜けると大栗川にあたる。

川を越えると丘への入り口。

いろは坂~金比羅宮~ロータリー

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大栗川を渡り直進すると、急に右側にカーブする坂道がある。
ここがいろは坂で、街から住宅街へと入っていくことや、高いところへ登っていくという意味でも印象的な場所。

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坂の途中。

アングルは違うが、ここは『GANTZ』や『Fate/stay night』でも使用された。

右奥にはいろは坂桜公園がある。
ここは『耳すま』では図書館がある場所であるが、実際にはない。

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いろは坂桜公園から聖蹟桜ヶ丘の街を望む。

駅周辺には高いビルが密集している。

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丘の急な斜面を登るためにつづら折りになっている坂道。
「いろは坂」の由来。

そして『耳をすませば』の主題歌『カントリー・ロード』の日本語版の歌詞“丘をまく坂の道”を示すような場所。

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車は蛇行する坂を登らなければならないが、歩行者は急ではあるが階段で直進することができる。

雫が駆け下りた階段。

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その階段を上から撮った写真。

映画では丘の高さは現実に比べかなり誇張して表現されているが、この階段の急な感じはかなり映画と近い印象を受ける。

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いろは坂を登ったところにある金比羅宮。

友人の杉村が雫に告白し振られる場所のモデルになった。

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ここも映画の1シーンで出てくる。
雫が地球屋に初めて訪れ、浮かれている場面。

坂を登りきった場所で、高低差が確認できる場所。

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住宅が密集地をまっすぐ貫く道へ至る階段。

周囲に見える丘と所々にある緑がこの地域の特徴の1つであり、私がこの地域を好きな理由である。

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かんぽのCMでも使用された郵便局。

奥が丘の上にあるロータリーである。

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映画内で地球屋があるとされているロータリー。

バス停があったり、いくつかの商店が連結して並ぶ建物がある。

中心の植え込みが特徴的。

因みに私はこのロータリーが映画のモデルとなったとは考えていない。
せいぜいインスピレーションを与えたくらいだと考えている。
その理由は当ページ下部にあるリンクから別記事を読んでいただきたい。

ロータリー~愛宕団地

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ロータリーを抜け、別の道へ。

愛宕団地方面へ向かう。

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この桜ヶ丘には分かれ道の真ん中にこういった取り残されたような植え込みがいくつかある。

何が良いのかわからないが、好きである。

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何の変哲もない住宅街。
静かで閑静な住宅街という言葉がピッタリ。
それに、丘の上ということもあって、どこか世間とは隔絶された空気も感じる。

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ロータリーからさらに歩き、少し大きめの道を越えると団地が見えてくる。

ここが映画の主人公の雫が住んでいた団地のモデルとなった愛宕団地。
しかし正確には建物の形が少し違うらしい。

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愛宕団地のシンボルとも言える給水塔が見える。
この給水塔の形が、モデルたなった団地であるという強い根拠。

この給水塔は遠くからでもよく見えるため、ランドマークとなっている。

手前の公園は、映画内で、雫の友人である夕子の相談を聞いていたのはこの場所とされる。

愛宕~多摩センター

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向こうの丘の上に見えるのは蓮光寺の給水塔。

いくつも丘があるのがこの地域の特徴であり、別の丘の上にはまた別人々の別の生活があるのだろうと想像させる。

 

 

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愛宕団地から西に向かい、ほとんど道なりに進むと多摩モノレールとその下を通る道に突き当たる。

その手前で左に曲がると多摩センターはすぐそこ。

この駅一帯は聖蹟桜ヶ丘と並ぶこの地域の繁華街の1つであるが、雰囲気は全く違い、比較的新しい街である。

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桜ヶ丘の下を流れる乞田川。

丘陵の間を縫って流れる。

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多摩センター駅南口。

京王線は新宿方面から行くと調布で路線が別れ、1つは聖蹟桜ヶ丘を通り八王子や高尾山へ。もう一つはこの多摩センターを通り、神奈川県の橋本へ向かう。
また、隣の永山駅と同じように小田急線も乗り入れしている。

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この辺りは戦後に開発された地域が多く、正にニュータウンと言った景観。

駅前には大型の商業ビルが立ち並び、それぞれに多くの焦点が入っている。

以下駅前周辺のビル。

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キティちゃんなどで有名なサンリオのテーマパーク『サンリオ・ピューロランド』はこの多摩センターにある。

多くの親子連れが歩いている。

真新しい建物と広々として区画が整えられた道は歴史を感じさせることはないが、人を快適に住まわせようといった意思を感じさせ、個人的には親しみを感じる。

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多摩センターを含めこの辺一帯は丘陵地帯の一部又はその周辺であるため、起伏が激しい地形である。

その特徴を活かし、歩行者は車道を歩かなくても済むように、丘と丘を渡る橋がところどころに架けられている。

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パルテノン多摩~宝野公園~鶴牧東公園

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パルテノン多摩。
ここには展示スペースや映画館も入っている。

名前はギリシャのパルテノン神殿から着ているのだろうが、名前も見た目もなんというか大雑把である。
しかし、この感じが私は割と好きである。

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教育系商品やサービスの大手ベネッセのビル。
本社は岡山だが、ここは東京本部。

このビルはこの地域の多くの場所から見ることができ、この地域1番のランドマーク。

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多摩センター駅前から少し歩くと、公園がいくつかある。
どの公園も広々としており、また緑も多くピクニックや写真の時期だとお花見なども楽しめる。

やはり、天然自然という感じは全く無いが、人の住みやすさを理念として作られていると思い、子どもを持つ家庭には良いのではないかと感じる。

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丘の街独特のスロープ。
車椅子なども通れる。

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広々とした道路と、向こう側には丘と丘にまたがる歩道が見える。

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宝来公園。

広々としていて、子どもが駆け回っていた。

多くの人が花見を楽しんでいる。

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鶴牧東公園。

おそらく人工的な丘だが、一面芝生で開放感のある公園。

ここは多くの映像作品のロケ地としても使われている。

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鶴牧東公園の丘の上からの風景。

同じ色の屋根が並ぶ。

計画的に造成された住宅地の景観で、多摩ニュータウンらしい風景だと思う。

写ってはいないが、この後ろ側にはマンションが立っている。
そのマンションは以前はなく、今はもうない多摩テックなどの方まで見渡せ、夜景もきれいだったのだがそれももう見えない。
日々変化していく街なのである。

補足

聖蹟桜ヶ丘から多摩センターへは、歩くとそれなりの距離がある。
しかし、ちょっとした散歩には丁度良い。
この辺一帯は、戦後、丘陵地帯に開発されたニュータウンであり、その地形と真新しさを感じる建造物が独特の景観を生み出している。
そしてそのためか、この地域をロケハンした作品が数多くある。

最も有名なのはスタジオジブリ近藤喜文監督のアニメ『耳をすませば』だろうが、それ以外にも思いつく限り挙げると次のようなものがある。

『太陽の季節(平成版)』
『白線流し』
『GANTZ』
『Fate/stay night』
『かんぽ生命CM(2014)』etc.

挙げればキリがないが、最近(2019年)観たものでは『私に天使が舞い降りた!』というアニメにも登場した。

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『私に天使が舞い降りた!』10話

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1枚目の画像は『私に天使が舞い降りた!』の第10話からのキャプチャ。
2、3枚目は2016年に自分で撮った写真。

案内板は1995年に公開された『耳をすませば』のロケ地として、今で言う「聖地巡礼」に訪れる人が多くなってきてから設置されたもの。

小さな家のモニュメントは「青春のポスト」といって『耳すま』にでてくる雑貨屋「地球屋」を模して2012年に作られたもの。

どちらもアニメの背景にそっくりそのまま描かれている。

ちなみに、ポストには手紙を入れても配達はされないが、『耳すま』の主人公が小説家やバイオリン職人になりたいといった夢を抱いていたことから、将来の夢を書き、ここに投函して願掛けができるようになっている。

 

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同10話 ロータリー付近

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バス停と建物の位置関係が似ている。

写真はアニメの放送よりも3年近く前に撮ったものだが、写真を整理していたらたまたま似たアングルの写真が出てきた。(横断歩道の位置とかカンペキじゃない?自分でもびっくり!)

右の建物には「ノア」という洋菓子店が入居しており、ファンノートが置いてあったりと、『耳すま』のファンが今でもよくやってきているようだ。

そして画像の『私に天使が舞い降りた!』第10話でも、この辺りにシュークリームを買いに来たという設定である。

また、たまたまだろうが、『私に天使が舞い降りた!』には、この洋菓子店と同じ名前の「乃愛(のあ)」という少女が登場する。

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公式サイトより

 

 以前もこの一帯について関連した記事を書いた。

 参考