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日焼け止めの選び方 「SPF」と「PA」ってなんだろう?

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レジャーの季節には肌の日焼けやシワ・シミを防ぐために日焼け止めが欠かせません。

ですが私は、いざ日焼け止めを買おうと思ったとき、種類が多くどれを選んだらよいか迷ってしまいました。

どの商品にも「SPF30」や「PA+++」といった文字が大きく表示されていますが、その意味がわからなかったのです。

ですので調べてみました。

私は毎年夏に旅行にでかけます。

しかも、炎天下の下かなりの時間を歩くことが多いのです。

これまであまり気にしたことはありませんでしたが、去年旅行から帰ってくると、肌にかなりダメージを受けていることに気づきました。

これではいけないと思い、今年は日焼け止めを買おうと思ってドラッグストアに行ったのですが、種類がたくさんあり、どれを選んでよいかわからず、買わずに帰ってきてしまいました。

そこで調べてみたところ、なるほどと思うことがいくつかありました。

特に「SPF」「PA」などの表示の意味は意外なもので、ただ数字が大きければいいというものではありませんでした。

ですので、この記事ではその表示の意味や使い方についてまとめますので、参考にしていただければと思います。

ちなみに私は男性ですが、日焼け止めには基本的には男女の差はありませんので、女性の方にも参考になると思います。

日焼け止めの選び方

「SPF」と「PA」は種類の違う紫外線から守ってくれる

日焼け止めを買うとき、一番最初に目に入ってくるのが「SPF」と「PA」という表示だと思います。

この2つは、その日焼け止めが紫外線から肌を守ってくれる効果の高さを表しています。

そして「SPF」と「PA」はそれぞれ違う2種類の紫外線(UV)から守ってくれる効果を表しています。

数値や+の数がその効果の高さを表していますが、この効果がただ高ければいいわけではなく、これに関しては後に説明いたします。

まずは紫外線の種類から見ていきましょう

3種類の紫外線

「先ほどSPFとPAは2種類の紫外線から守ってくれる」と説明しましたが、実は紫外線には3種類あるのです。

「UVA」と「UVB」と「UVC」です。

「UV」とは紫外線のことですね。

それがABCと、3種類あるということです。

ではこの3種類の紫外線が肌にどの様な影響を与えるのかを見ていきます。

UVA

UVAは肌の奥深くの「真皮」まで届きダメージを与えます。

真皮がダメージを受けると、肌の表面にシワやたるみとなって表れます。

そして真皮というのは肌の土台のような部分で、ここがダメージを受けると回復には非常に時間がかかる、またはダメージが大きいと完全にもとに戻るのは難しいと言われています。

真皮は老化によっても衰えていきますが、歳を取るとシワやたるみが多くなり、それが多少は改善するとしても、若い頃の肌とまったく同じにまで回復するということはありませんよね。

真皮は老化やストレスなどによってダメージを受けますが、もっとも影響するのは紫外線だとも言われているので、注意が必要なのです。

また、UVAは日差しの少ない曇りの日でも雲を通り抜けて地上に降り注いでいます。

ですので、曇りの日でも紫外線対策はしっかりしましょう。

詳しくは後ほどになりますが、このUVAから肌を守ってくれる効果が「PA」で表されています。

UVB

UVBは肌表面にダメージを与えます。

その結果が日焼けや赤く炎症してしまうことや、シミやそばかすです。

肌の色が黒くなって時間が経てば戻るという程度なら良いのですが、シミやそばかすなどしつこい肌のトラブルの原因になるので注意が必要なのです。

UVBから肌を守ってくれる効果の指標が「SPF」です。

UVC

UVCは3種類の中で一番危険な紫外線で、皮膚がんなどの皮膚病の原因となるとされています。

ですが基本的にUVCは気にする必要がありません。

空の高いところにあるオゾン層が、このUVCから地上にいる私たちを守ってくれているからです。

以前、南極などでこのオゾン層に穴が空いてしまう「オゾンホール」という環境問題が話題になりましたが、それはこのUVCが地上に届いてしまうということです。

今でもそういった地域に長期間行くのであれば注意したほうが良いとう話もありますが、それは特殊な場合になりますので、一般的な日焼け止めの選び方を紹介するこの記事では詳細は省かせていただきます。

 

SPFとPA

紫外線には3種類ありますが、普段注意をする必要があるのは真皮にダメージを与えるUVA表皮にダメージを与えるUVBです。

そして先ほど少し説明しましたが、肌をUVAから守るのがPA、UVBから守るのがSPFです。

これから詳しくその表示と効果について説明しますが、多くの日焼け止めで表示されている順番の通りSPFから説明させていただきます。(「UVB→UVA」の順番になります。)

SPFと数字の意味

日焼け止めのボトルの表面には「SPF30」とか「SPF50+」とか表示されています。

これは効果の高さを表していますが、どういった効果かしらない方も多いようです。

SPFは「サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)」つまり「日焼け防止効果」のことです。

30や50という数字は、効果の強さではなく「効果の持続時間」を表しています。

日本人の肌が紫外線(UVB)に当たっていると個人差はありますが、約20分ほどで日焼けが始まるとされています。

人の肌は何もしなくても約20分までは紫外線から私たちの体を守ってくれるのです。

実はこれが「SPF1」です。

ですので日焼け止めのSPFが30であればその30倍の防御力ということになります。

「20分✕30=600分=10時間」です。

50+というのは50倍以上で、16時間以上効果が続くということになります。

注意していただきたいのは、SPFの数字が大きいとより強い紫外線から守ってくれるという意味ではなく、効果の持続時間が長いということです。

また肌の強さは人それぞれで、肌の弱い人は20分ではなく10分でダメージを受け始めるということもあるので、外出時間を考えSPFの数字が高めなものを選んだほうが良いでしょう。

さらに、詳しくは後で述べますが、SPF30で10時間効果が続くといっても日焼け止めが汗などで落ちてしまっては意味がありません。

ですので、長時間外出する人はどちらにしろ日焼け止めのこまめな塗り直しが必要になるので、SPFの数字の大きさはあまり気にしなくても良いかもしれません。

PAの+の数の意味

PAは「プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)」つまり「UVAからの防止効果」の強さを表しています。

UVAはシワやたるみの原因となる紫外線ですね。

「PA+++」など、この「+」の数は効果の強さを表します。

SPFの時間とは違い、PAは+の数が多いほど強い日差しから肌を守ってくれます。

日本で市販で手に入るのは「PA++++」が1番効果が高いです。

「夏のレジャーはPA++++」など、季節やシーンによって選びましょう。

ただやはり、汗やタオルで拭いたりすると日焼け止めは落ちてしまうので、こまめに塗り直したほうが良いでしょう。

日焼け止めの選び方

さて、ここでは先ほど説明したSPFとPAを中心に考え、日焼け止めの選び方を紹介します。

SPFは気にしなくていい

まずSPFですが、これはあまり気にしなくてもよいかもしれません。

理由は2つあります。

1つは時間です。

SPF30でも約10時間効果が続きますが、屋外での仕事や長時間の登山などでもなければ、10時間ずっと外にいるということはなかなかないと思います。

それに日本の1番昼の長い日である夏至でも日照時間は約15時間です。

16時間効果が続くSPF50というのは少なくとも日本では必要ないと思います。

2つ目は塗り直しです。

仮に10時間屋外にいるということがあっても、仕事やレジャーなどなにか活動していれば、汗で流れたり服で擦れたりして、途中で日焼け止めが落ちてしまいます。

日焼け止めが落ちれば、当然効果はなくなります。

つまり塗り直しが必要なのです。

塗り直せば、SPFの効果の持続時間はまた最初からスタートします。

日焼け止めの効果をしっかりと得るためには、2時間ごとのこまめな塗り直しがおすすめとされています。

ですので塗り直しを前提に考えると、SPFが30でも50+でもあまり変わらないということです。

しかし注意点として、長時間外出する予定で、なおかつ塗り直しのタイミングが取れなそうな場合は、やはりSPFの高いものを使用したほうが良いでしょう。

また、肌が弱くすぐ日焼けしてしまうような体質の方もSPFの高めのものを使用したほうが良いと思います。

PAはシーンに合わせて

PAの指標は、単純にUVAから肌を守る強さを表しています。

ですので例えば次のように選ぶと良いでしょう。

  1. 日常生活(散歩や買物)・・・PA+~PA++
  2. ちょっとしたレジャーやスポーツ・・・PA++~PA+++
  3. 炎天下でのレジャーや海、冬のゲレンデ・・・PA+++~PA++++

夏休みには海や山でのレジャーなどで、日差しの強い日に長い時間屋外で活動することも多いでしょう。

また冬でもスキーなどをするときは雪の照り返しが強く、肌が意外なほど焼けてしまいます。

普段はPAが低めのものを使い、今日は日差しを浴びることが多そうだと思うときは、できるだけPAの高いものを使うというように使い分けるのがよいでしょう。

SPFやPAは高ければ高いほど良いというわけではない

ここまでの説明を読むと、「SPFは気にしなくていいなら、PAの高いものを選べばどんな場面でも肌を守ってくれるのでは?」と思う方もいるかと思います。

ですが、そうではありません。

日焼け止めは様々な薬品や原料で作られており、基本的により高い効果のものには肌を刺激してしまうものが多く含まれています。

SPFやPAが高いと日焼け止めの効果は高いのですが、その分肌への負担も大きくなります。

買い物などちょっとした外出でも紫外線には注意したほうが良いですが、いつも効果の高い日焼け止めばかりを使っていると、その方がむしろ肌へダメージを与えることになりかねません。

ですから日焼け止めは、シーンに合わせて選び使用したほうがいいのです。

肌への影響が気になる「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」

日焼け止めには肌を日焼けから守ってくれる成分として、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」が使用されています。

詳しい仕組みの説明はここでは省きますが、「散乱剤」のほうが肌に優しく「吸収剤」のほうが負担が大きいとされています。

比較的肌に優しい「散乱剤」が使用されているものは「ノンケミカル」と記載されていることもあります。

ですので、日焼け止めを選ぶときは説明書きなどをしっかり見てから購入しましょう。

ですがSPFやPAの大きいもの、つまり効果の高いものは多くの場合、肌への負担が大きいとされる「吸収剤」が使用されています。

効果が高くて吸収剤が使用されていないものもありますが、値段が高かったり身近なドラッグストアになかったりと、気軽に買えないこともあります。

最近は科学の進歩などで、吸収剤でも肌への負担は少なくなってると言う専門家の方もいるようですが、やはり日焼け止めはシーンや用途に合わせたものを選ぶように心がけましょう。

結局、どの日焼け止めを買ったら良いのか

ここまででSPFやPAの意味、肌への影響などはご理解いただけたかと思います。

ですが結局のところ、どの日焼け止めがよいかわからないという方も多いと思います。

というのも、日焼け止めは様々な会社から発売されており、同じSPFやPAのものがあるからです。

日焼け止めを選ぶ基準は、どんな目的で日焼け止めを使うのか、肌への影響はどうなのか、そして価格なのだと思います。

ネットなどでは口コミも見ることができますし、実際に使用した結果をもとに「オススメの日焼け止めランキング」などがあり、すごく参考になります。

ですがネットのそういった情報を参考にしつつも、肌の質はといのは人それぞれなので、実際の店舗に行ってテスターなどで使い心地を確認して買うのがベストだと私は思います。

日焼け止めの使い方

女性用と男性用の違い

女性のほうが美容に関心があり、肌に気を使う方が多いと思います。

なので日焼け止めは、ドラッグストアなどでは化粧品の近くにあったり、男性用のものには特に「メンズ」と表示されていることがあります。

ですが基本的には、女性用と男性用で日焼け止め効果に大きな違いがありません。

違うとすれば、女性用は商品のラインナップが豊富で、お化粧や肌の質に合わせたものが価格も含めてピンからキリまであるということです。

一方男性用のものは種類が少なく、スポーツや仕事で屋外での活動が多いためか、SPFやPAの値が高いものが多いです。

また、清涼感が強調されているものや、日焼け止めを落とす際にクレンジングを必要としまいものが多いのも特徴です。

ですが、男性が女性用を使っても何も問題はありませんし、その逆ももちろん問題はありません。

また日焼け止めには他にも子ども用や、より肌がデリケートな赤ちゃん用などもあります。

これは大人も使用できるので、お子さんと一緒に使ってもよいですし、肌が敏感な方はそういったものを選択肢に入れてもいいでしょう。

日焼け止めの塗り方

日焼け止めは手にとって伸ばしてから顔に塗る、いわゆる「男塗り」では、ムラができて効果が落ちてしまいます。

なのでまずは手の甲などに適量出してから、おでこや頬、鼻の頭など何点かにのせてから伸ばしていくと良いです。

日に焼けやすいと思うところは重ね塗りにしましょう。

そして先ほども説明しましたが、日差しの下で長時間活動するときは、だいたい2時間ごとに塗り直すようにしましょう。

日傘や帽子を併用する

これは場面にもよりますが、肌への影響を考えるなら、日焼け止めだけではなく、日傘や帽子などもできる限り一緒に使うようにしましょう。

どちらか一方だけ使うより、日焼け防止効果が期待できます。

まとめ

紫外線UVAは真皮にダメージを与え、UVBは表皮にダメージを与えます。

日焼け止めのSPFはUVBから肌を守る効果の持続時間を表し、PAはUVAから肌を守る効果の強さを表します。

しかし、ただ効果が高ければいいというものではなく、日焼け止めそのものの肌への影響を考えシーンによって使い分けをすることが必要です。

また長時間屋外で活動する場合には、できれば約2時間ごとに塗り直しましょう。

日焼け止めは正しく塗り、さらに日傘や帽子なども使うとより効果があります。

 

そろそろ梅雨も開け、本格的なレジャーシーズンが始まります。

日焼け止めをしっかり選んで、夏のレジャーを安全に楽しみましょう。